1957-05-15 第26回国会 衆議院 社会労働委員会 第51号
○新沢説明員 水産庁の係官が現地へ行って、見て参ったわけでありますが、原因がまだはっきりいたしておらないのであります。しかし現実に貝が死んでいる、あるいは魚が死んでいる、あるいは非常に弱っている魚が浮いたような状態になっていることは見て参っております。ただし、この原因がどこにあるかということに対してはまだ慎重な検討を続けなければならないと思っているわけでございます。
○新沢説明員 水産庁の係官が現地へ行って、見て参ったわけでありますが、原因がまだはっきりいたしておらないのであります。しかし現実に貝が死んでいる、あるいは魚が死んでいる、あるいは非常に弱っている魚が浮いたような状態になっていることは見て参っております。ただし、この原因がどこにあるかということに対してはまだ慎重な検討を続けなければならないと思っているわけでございます。
○新沢説明員 ただいまお話のありました点、私たちもよく存じております。楠本部長からお答えがありましたように、厚生省が主体となって、関係各省寄りまして対策協議会を作っておりまして、私どももそれに参加していろいろ原因の究明やそのあとの救済策等の御相談にあずかっているわけでございます。今もお話がありました通り、当面の問題としては、できるだけ早く原因を究明することに全力が注がれているわけでありますが、なお実際上
○新沢説明員 その通りでございます。今まではニシンというものは、沖刺し網で沖でとることは、沿岸でニシンをとることに非常に悪影響を与える、こういう主張が北海道側の主張であったわけでございますが、私どもとしては、これは学者の研究によりましても、そういうことはない、海況の変化によりまして魚が沿岸に来なくなったのだ、従ってニシンをとるためには沖へ出なければならないということで、それをかねがね主張をしておったわけでございます
○新沢説明員 お話のように、ニシンの底びきによる混獲の制限の問題につきましては、この両三年来の問題でございます。しかし水産庁のこの問題に対する考え方は、当初と現在まで変っておらないのでありまして、当初から水産庁といたしましては、ニシンの混獲の問題につきましては、沿岸のニシンに依存する漁業者の生活の安定、経営の安定ということを第一義的に考えることは、当然のことでありますが、ニシンに関します限りにおきまして
○新沢説明員 先ほど申し上げましたように、企画庁を中心に今準備を進めておるわけでございますが、確かに数年前までは通産側としましては相当固い考えを持っておったわけでありますが、最近見られますようなこうした事例が非常に頻発をしており、また将来も頻発を予想されるという事態に直面いたしますと、やはり通産省としても何かこうした第三者的と申しますか、第三者的で権威ある機関によって裁定を下していくということの必要
○新沢説明員 お話のように、だんだん経済が進んで参りまして、工業化が進んで参りますと、こうした工業の影響によります漁民に対するいろいろな被害が頻発して参るわけでございまして、そういうことに対処するために水産資源保護法というようなものもできたわけでございますが、なぜ、法律はあるけれども、実行上必要な省令ができていないかということでございます。確かにわれわれの方としましても、すみやかに実効のある措置をとるようにしなければならないというふうに
○新沢説明員 お答え申し上げます。島根県益田市にパルプ工場を作るという計画のあることを私どもが聞きましたのは、昨年の初頭でございます。こういう工場設置の計画が起りますと同時に、漁業者の側から、これによる非常な被害をおそれまして、いろいろこれに関する反対の陳情も聞いたのでございます。確かに既往の例を見ましても、パルプ工場の設置によりまして、非常に水質の汚濁を生じてくる懸念というものは、かなり大きいものがあるわけであります
○新沢説明員 お話にございました通り、かねがね本問題の解決につきまして、再三現地の方からお話を承わっております。また水産庁からも担当官を派遣いたしまして調査をいたしたこともございます。その結果の報告といたしましては、契約を締結いたしました当時と、ダムが完成いたしました後においては、非常に様相が変ってきておるということで、従って補償金の金額についても再交渉の余地が生じてきたという報告を受けておりますし
○新沢説明員 工業化が進むにつれましていろいろ水産資源を脅かす問題が瀕発して参っておりますことは、確かにお説の通りであります。私どもといたしましても、ここに何らかの形で解決をしていかなければならぬというふうに常々考えておるわけでございます。ただその解決につきましては、ただいま建設省の方からもお答えがありましたように、水産庁だけあるいは建設省だけでも解決し得ない問題がたくさんあると思いますので、関係の
○新沢説明員 お話のように現在の技術におきまして相当程度まで浄化することはできるようでありますが、その結果なお全く水産業に対して無害の程度までに完全に除去できるかという点に関しましては、お話の通りまだ及ばないところがあるように思います。
○新沢説明員 先ほど申し上げましたように、水産資源保護法によって、あるいは工場側に防護施設を作るように指定をするとかいうようなことができるような法律の形になっておりますけれども、実はそれに基きます省令を作って、そういうことをやっておるのでありますが、いろいろな技術的条件のむずかしさ、それから規制をする場合におきましても、一つの形をきめまして、省令で書くということも困難な事情にあります。実は現在は法律
○新沢説明員 ただいまお話にございました通り、だんだん工業化が進んで参りますに従いまして、その影響が水産業方面においても起って参っておりますことはお説の通りでございます。国の経済の発展に伴いまして、工業化というのはやむを得ない勢いでございますので、これを頭から、水産業の立場から単に抑制するばかりでもいけないと思うわけでございます。水産庁といたしましてはまず第一次的には工場建設の場所について、被害を及
○新沢説明員 農協の立場から申し上げたいと思います。反対といいますと、少し強く言い過ぎるかと思いますが、私ども考えております点は、協同組合組織と申しましても、いろいろ事業の内容によりまして、あるいはその目的によりまして、あるいはその沿革によりまして種々さまざまあると思うのであります。またそれぞれの組合におきまして、その組合固有の仕事に関連いたしまして、相互扶助と申しますか、そういう立場から、お話しに
○説明員(新沢寧君) たしかに当初の需給計画よりも余計に米が集まりますこと等によって、食管会計のバランスが大へん変って参りますことは事実でありますが、内地米の関係におきましては、実は希望配給、あるいは業務用配給とかいうことで、大体コストをまかなうような価格で配給しておる部分もあるわけでございます。また損益で非常に大きな要素となっておりますものの中には、輸入食糧の価格があるわけでございます。それで二十九年産
○説明員(新沢寧君) では資料の御説明を申し上げます。 かねて七点の資料の御要求がございましたが、そのうち、本日印刷いたしまして五項目だけお届け申し上げております。二項目は、「三十一米穀年度の需給計画について」、それからもう一つは「今後の買い入れ見込みについて」の資料の御要求でございましたが、実は買い入れ見込みにつきましては、現在私の方の出先機関に照会をいたしまして、一応予約の申し込みは全部終ったわけでございますが
○新沢説明員 ただいま官房長からお答えいたしました通り、制度的に、輸入したものを一定期間保税倉庫に強制的に保管さしておくことは、これはむずかしいという意味でお答え申し上げたわけでございますが、確かに行政指導の面からいいますれば、実際の使用計画に従って倉から出して、油をしぼるなりその他の製品を作っていくということになるわけでありますから、そういう意味におきましての行政指導、よけいな、不必要な部分を市場
○新沢説明員 価格の建値はただいま申し上げましたように、発地の建値になっております。ただ一応荷物は業者の指定するところまで送るわけでございますが、その業者の指定する着港、着駅までの費用はただいま申しました価格に加算して酒造業者の方が支払う、こういうことになるわけであります。
○新沢説明員 ただいま一まとめにして百八円と申し上げましたが、実はただいま全販と酒造業者との間で話をいたしておりますのは、引き渡しの県、産地によりまして若干の幅がございます。一番高いところは百九円、安いところは百四円ということになっております。価格は生産地もより港あるいは駅におきます貨車載せあるいは船載せ渡しの価格でありまして、その価格が今申し上げました百四円ないし百九円でございます。従いまして引き
○新沢説明員 ただいまのなま、切りぼしの価格の問題でございますが、過般食糧庁長官が申しました通り、食糧庁と国税庁との間におきまして、ただいまお述べになりましたような百八円で引き取りをするということにつきまして、基本的な話し合いをしたわけであります。国税庁といたしましては、食糧庁の申し出を了承いたしております。ただ実際の買い受け人は酒造業者でございますので、また供給者は全販でございますので、実際の引き
○新沢説明員 昭和三十年産麦並びに昭和三十年産米につきまして、過般におきまする米価審議会への諮問並びに同審議会よりの答申につきまして御報告申げし上ます。 最初に六月二十一日に開きました米価審議会に対しましては、昭和三十年産米の政府買い入れ価格につきまして、これをいかに定むべきかという意味合いの諮問を申し上げた次第でございますが、これは途中数回の審議会を経まして、去る七月三日に次に読みますような御答申
○説明員(新沢寧君) ただいまお話のございました資本利子の中には土地資本利子は別に除いてございます。地代として別に除いておりまして、それ以外。固定資産、流動資産、労働資産から除いておるわけでございます。
○説明員(新沢寧君) ただいまお話の生産費の内訳でございますが、実はただいまお話のありました生産費につきましては、実は二十七年の生産費を基礎にした数字を昨日長官が御説明申し上げたと存ずるのでありますが、その中に資本利子として五百十八円ございます。実は今細目の数字を持って参らなかったのでございますが、現在統計調査部でやっております生産費の調査におきましては、擬制的に資本利子としてあげてあった部面もあるのでありまして
○説明員(新沢寧君) ただいま米の搗精の監督についてのお尋ねでございましたが、実は政府といたしましては、配給面につきましては府県庁に全部委託をしてといいますか権限を委任をしているわけでございます。一応政府といたしましては、配給の場合におきまして、歩どまり計算におきまして、一定の搗精率というものを定めて計算をしておりますが、法令上におきましては、かつてありましたように何パーセントよりもついていけないというような
○説明員(新沢寧君) お話しの通り安定帯の価格、安定帯は工場の出し値できめるわけでございます。七十四円ないし七十八円というのを通産大臣がおっしゃいましたのは、おそらくこれは安定帯価格の上限及び下限が七十四円ないし七十八円というおっしゃり方ではおそらくないだろうと思います。安定帯のまず第一番にできます中値と申しますか、それをおそらく大体七十四円から七十八円の間にきまって来るだろうと、こういう意味合いでおっしゃったかと
○説明員(新沢寧君) 第一段におっしゃいました安定帯の価格の、何といいますか問題でございますが、大体最近の実勢と大体照応いたして作って参りたいというふうに考えております。ですから今おっしゃいました通り御了解いただいてけっこうだと存じます。 それからどこの価格を安定させることをねらっているかという御質問でございますが、一応私どもといたしましては流通過程の問題、全段階におきます価格安定をねらっている、
○説明員(新沢寧君) 御説明申し上げます。前にお聞きいただいたと思いますが、この法律の目的に二つございまして、一つは砂糖の価格の安定、もう一つは差益の徴収ということでございますが、その価格の安定につきましての具体的な運用方法について現在考えておりますことを申し上げたいと思います。 第一に、価格安定の方策といたしまして、価格をどの辺の値ごろに安定させるかということをまず第一段にきめようと考えておるわけであります
○説明員(新沢寧君) ただいまのところ専門技術者それからその他の比較的技術を必要としない者等を込めまして、横浜だけで八十二名、もちろんこのほかに人夫のようなものも相当数必要とするわけでございますが、常勤的な者としては八十二名といろ数字を一応計画をいたしておるわけでございます。八十二名というものにつきましては、現在のところ二交代制ということで計画をしておるわけでございますが、今後仕事の模様を見まして再検討
○説明員(新沢寧君) お話のございました通り、新しくできました荷役施設は、従来食糧庁のやっておりました仕事とほとんど全く実質的に違う仕事でございまして、機械の操作、電気の操作と、専門技術を要する部面が非常に多いということはお話の通りでございます。それで、私どもといたしましても、できるだけこの専門分野には専門の技能を持つた者を充てたいというふうに考えておるわけでございます。たまたま食糧庁の職員の構成等
○説明員(新沢寧君) 先日お手元に資料をお配りいたしましたので、その資料に配きまして簡単に御説明申し上げます。食糧庁の職員といたしましては、行政機関職員定員法に基きます職員と、定員法の範疇外に属しますいわゆる常勤、非常勤の職員と両方あるわけでございます。定員法に基きます職員につきましては、これは前回官房長から御説明いたしました通り、本庁から在外公館要員として派遣されます者は二名減となり、奄美群島復帰
○新沢説明員 横浜サイドに配置いたします人員につきましては、配置転換等によりまして実行計画として八十二名の者を配置をいたす、こういう計画でおるわけでありますが、いろいろ配置困難に伴います事実上の困難がございまして、現在まだ本格的な操業に入っておりませんが、現在までに充足し得ております人間は四十三名でございます。もちろんまだ本運転の段階に入っておらないのでありますが、過去に行いました一、二回の試運転の
○新沢説明員 お話の通り、輸入食糧の受け入れにつきまして、従来の発地検査ファイナルのものを着地検査を最終とするという制度に切りかえましたために、輸入港におきます事業量というものは非常にふえて参りました。これは確かでございます。この輸入港におきます事業量に対応いたしまして、人員を新たに配置をいたすということでいろいろ折衝を重ねて参りました結果、最終的にきまりまして現在計画し実施いたしておりますのは、各港
○説明員(新沢寧君) 砂糖の価格及び輸入に関する臨時措置に関する法律案につきまして、条を追いまして簡単に御説明を申し上げたいと思います。 第一に、この法律の目的でございますが、御承知の通り砂糖の価格につきましては、その供給源がほとんど全部外国に限られておりますために、外貨事情等のために供給が必ずしも円滑に行っておらないわけでございます。そのために従来非常に価格が不安定な状態を続けて参っておりまして
○説明員(新沢寧君) 百四十円の算出基礎につきまして申し上げます。先ほど大臣から御答弁がありました通り、算出方式そのものは、二十八年の減収加算を出しましたときに適用した方式をそのまま適用いたしておるわけであります。その基礎となっておりまする数字は、基本米価を八千百二十円といたしておりまして、そして作況指数は九二・二、それからこれに加味されます基準反収の標準誤差率を四・九%、それからいわゆる分散度調整係数
○新沢説明員 今後の内地米に対する需要の傾向でございますが、これは確かに検討すべき最も重要な問題だと存じます。しかしながらこれはいろいろの点に関係しておるわけでございまして、終戦後長い間食糧管理のもとに進み、そして麦というものがある程度強制的に需要の中に入つて来ております。はたして戦前のそのままの米の需要という形がもどつて参りますものか、それとも麦に対します今のある程度強制的に入りました需要がそのまま
○新沢説明員 二つの御質問は相関連するわけでございます。第一点につきましては、正式の指示ということではございませんが、とにかく新しい事態に対処しての食糧管理制度のあり方についての研究は命ぜられておりまして、着々研究をしておるわけでございます。確かにこの一両年来現行の食糧管理制度の運用面におきまして、いろいろの欠陥が出て参りましたことは、どうしても認めなければならないのではないか、こう思つておるわけでございますが
○説明員(新沢寧君) 最終的に、まだいろいろ仮定が多いのでございまして、最終的には農林省原案はこういうのだという数字ははないのでございまして、いろいろ前提がございますので、非常に大ざつぱな数字で申上げますと、予算上計上されております米価が生産者価格当り九千二百円でございます。これはいわゆる奨励金も全部含めまして総手取九千二百円というのが予算米価の実情になつております。これに対しまして、私どもが去年の
○説明員(新沢寧君) 只今委員長からお話がありました通り、本年産の米価につきましてはまだ大蔵省といろいろ共同作業をやつております段階で、最終的な結論が出ておらないのでございますが、本日は農林省側として考えておりますといいますか、そういうような点を、やや一方的になるかと存じますか、御説明申上げたいと存じます。勿論、本年はいわゆるデフレ政策を推進しているときでございますので、米価の決定に当りましても、これを
○説明員(新沢寧君) 只今の件についてお答え申上げます。お話の通りフイリピンから約六千トンばかりの米を入れておるわけでございますが、これの事情は昨年一月頃フイリピンから向うの相当有力なかたが参りまして、米の話を持込んだわけでございます。併し私ども調べたところによりますと、必ずしもその米が新らしい米ではないということ、ビルマから輸入されたものであるということを承知いたしたものでありますから、必ずしもすぐには
○説明員(新沢寧君) これも当時基準がきめられたときの説明でございますが、みそ等の場合におきましては、二つ理由があるということであります。一つは、みそを作る場合におきます醗酵過程において、相当強い酸化作用が行われるから、それによつて毒素が相当破壊されるのではないだろうかということが一点であります。但しこの点につきましては、まだ十分な証明が、ございませんので、これはむしろ第二次的な理由とされているようでありまして
○説明員(新沢寧君) 毒素の性質は黄色いものと白いものと同じであると言われると思います。ただ毒素の量について、黄色いほうが多いのか、白いほうが多いのかという関係は、これは現在の研究の結果、全然出ていないようであります。わからないと言つたほうがいいと思います。ただ黄色い黄変米の時代に許季限界一ブロというのが、白色のほうについて〇・三プロに下つたということは、これは白いものが黄色いものよりも毒の性質が悪
○説明員(新沢寧君) 私専門家でございませんので、専門家から聞きましたことをお伝えいたしますので、或いは十分詳細を期しがたいかとも思いますが、あらかじめお断り申上げておきたいと存じます。 第一点の、白いいわゆる病変米についている菌の問題でございますが、現在問題とされております、病変米とされているものにつきましては、これは菌の種類は同じでございます。黄色い黄変米と白いものと同じでございまして、白い病変米